【読了】「東京奇譚集」

今日は二冊も読み終えてしまった。暇ってすごい。卒論しろ。という心の声も聞こえてくるけど、こんなふうに読みたい小説を読める時間をちゃんと持てる生活は嬉しい。
ま、それはともかく、東京奇譚集だ。目次、初出、などの斜めデザインがgood。しかしそれは物語とは関係なくて。品川猿が一番、自分にぴったりきた。もともとへんな話のほうが好きだし(猿が喋るとほっとする)、西瓜糖の日々の主人公には名前がない、ということをうっすら長いこと気にしているからだろう。中学の同級生が「私、名前って重要だと思う」的な発言をして、別に名前になんの意味も読み込んでいなかった(今だって、名字ならいつでも変えていい)私は、驚いた…という、たまに思い返す名前がらみの記憶も手伝って。
名前って、知らなくいてもいいけど、知ったから何がどうなるのかもよくわからないけど、知ったら「落ちつく」というか「不安がなくなる」(それはなんの不安なのかわからないけど)気はするなあ。今、知り合いの名前がどーしても思い出せなくて現在困っている。思い出しそうな気配もないというか、聞いたら「あ、そうだった!」って急にひらめいたように蘇りそうでもない。…あー。でも予想だけど先方も私の名前を忘れている。
しかし安藤みずき、…なんだったらちょっと個性的じゃん!くらいの名前だけどな。私の名前は平凡(名字)×平凡(名前)だから、印象にのこらない。平凡名前選手権があったら、山田和子、に僅差で負けるかもしれないくらいの平凡。全国の見知らぬ山田和子さんには大変申し訳ないことを書いていると思う。すみません。でも平凡な名前でよかった。いちいち読み方を教えなければならない珍しい名字の人は大変そうだと常々思ってきた。
まあ、名前って…ちょっと不思議だ。まあ、実際は名前がわかったあとも「○○って…」ととめどなく人の観察と憶測は繰り返されるものかとも思うけど、まず名前がわからないと、みたいなとこもあるし。便宜上、以上のものがあるのかなあ。なくてもいいけど。