ジンクス。

女子は思いつきでジンクスを作り、もんもん悩んだり、自分で自分の背中を押せなくなるものだが、っていうか自分で自分の背中を押すなんてエミリーローズ以外の誰にもできないけど、まあとにかくジンクスと女子は切っても切れない関係にあるわけで、私もまた例外ではなく、っていうか普通の人間であるところの私がマイノリティに属すことなんてほとんどないが、まあとにかくジンクスはいつも私の近くにある、っていうか、毎日どっかの瞬間でジンクスを真剣に考えてしまう。
こないだも、女子御用達のグッズであり、女子がちょくちょくやりたがるリフレッシュにとてもいい、スプレー式の化粧水を購入する際、悩むことになった。別に誰も興味がないと思うし私も自分のくだらない選択を人様にお知らせするほど自分に価値があると思っているわけではないが、土曜日は暇だ、私が悩むこととなった商品へのリンクも示す時間があるほど時間があるので示しておくと(すごく言い訳めいた!)、
リラックスアロマミスト
ベルガモットhttp://www.kesho-wakusei.com/lineup/skincare/o_02.htm
ジャスミンhttp://www.kesho-wakusei.com/lineup/skincare/o_03.htm
まず、買うかどうかで悩んだ。会社においとこうと思ったんだけど、机でシューシューやっていいものか、と一瞬悩んだ。でも「まあいいだろう」と結論、次は850円という値段で、「ちょっと高いんじゃないか」と悩んだ。それでも「よかろう」と思った。化粧惑星はコンビニで売っているという関係上、なんだか値段について色々言えるような筋合いではないと思えたからだ。30秒ほどの悩みの結果、「気持ちいいだろう」という希望をこめて、購入を決めた。ジンクスはその次の段階。

ベルガモットを選ばないと、大変なことになるんじゃないか」
「いや、ジャスミンにしないといけないことが起こるんじゃないか」

と、悩み始めてしまったのである。
ベルガモットを顔にスプレーする自分を思い浮かべては、「っていうか、ベルガモットってどんな香りだっけ」という花にうとい私は、っていうかこれが花なのかどうかも定かではない私は、ベルガモットそのものへの基礎的な疑問も禁じ得ず、さりとて比較的想像しやすいジャスミンにするというのも、既知の文脈から外れたくないコンサバのようで、いや、もうネオコンだと突き抜けるかもしれないけど、まあとにかく、「これを選ばないと大変なことになる」という両者への思いに引き裂かれた。


結局、「ええい、ままよ」とベルガモットを選んだ。今のところこの選択は正解だ。でも本当は、「意図的な選択」てな感じで「私はもうひとつも選べたけどベルガモットを選んだの。」みたいなことは言いたくないし(っていうか言ってないけど)、もうこういう「選択しなければならない」状況になること自体がいやなのだ。全レストランはたった一つのメニューでもいいと思っている*1し、はてなのデザインだってしょっちゅう変えては「どれがしっくりくるのか」まだわからず、結局の所ベーシックに落ちつかざるをえないし(っていうかホワイト気に入ってるけど)、もうなにがなにやら。


今日はお散歩しまつ。

*1:この点、東京は本郷にあるルオーなどは一種類のカレーしかなく、すばらしいと思う。