トイレの自動化が、水洗トイレ本体、また手洗い所にまで広く浸透しているいま、「もし私には自動で動かなかったら!」という戦慄は、私だけのものじゃないと思う。たまにこちらが驚くほど早くセンサーが動いていると見え、突如として水がごお!と流れ出すのも考え物だが(身体に(きれいとは言い難い)水が付着する可能性があるので)、より問題なのは、動かないときだと思う。積極的に流したいものがある場合、ほんとに不安だよね。「自動」をどこまで信用して良いのかわからない。ドアだって開かないときあるじゃん。(ところで「自動」と書いたボタンを押して始めて開くドアについて、はじめは「手動じゃないか」と思ったものだけど、なんというかあれもまた自動なんだな、と自然に思えるようになった。)
とか書いてみたけど、まだ、自動センサーが発動しなかった経験はない。なかなかタンクに水がたまらないトイレで、1分ほど待った時点で流したらまだタンクにたまってなくて、今度は2分ほど待ってみるのに、不発に終わることだったらよくあるけど。てか、店とかって、なんでちゃんと流せるトイレにしておいてくれないんだろう? 何度も待って流すのって、結局節水でもなんでもないうえ、水だけでなく気持ちまで消耗させるのであった。それとも流れるか流れないか、っていうことは、私が思っているよりは、小さなことなんだろうか。
ところで読了。

なんかちょっと不思議な感じで。漫画っておもしろいなあと思った。竹宮さんの絵柄って好きだな。中山さんの漫画は勢いがあって好きなんだけど、これはまあまあかな。10年前くらいだからそんなに昔ではないと思うけどーー多分中山さんを知ったのはその頃かなあ。独特のはちゃめちゃさはある。