眠くなる。

勤務中にすごーく眠くなるときがあって、そういうときは誰にでもあるようで、女子たちに聞くと、よくトイレで寝ているという。
どうやってトイレで寝ているの? と思うけど、まだ聞けてない。
便座の上の「ふた」を下ろして、その上に、衣服を身につけたまま座って、寝ているんだろうか。私はこれはちょっと抵抗がある。「ふた」はさほど頑丈なものではない。それとも「ふた」をあけて、その上に、衣服を身につけたまま座って、寝ているんだろうか。私はこれは、より抵抗がある。あそこは、基本的に汚く、衣服を付けて座りたくない。でもそれだったら、「ふた」をあけて、裸で、座って、寝ているんだろうか。個人的には、その状態でいられる時間は、かなり短い。子供の頃はその状態でも漫画を数冊読めたが、いまはそんなふうにはできない。心許ない。*1
独特のにおいも、トイレで寝ることの不可能性を高めている。
でも眠くて仕方ないときってある。どうしても眠い。おふねをこぐのは、ないけど、その寸前までいってしまうこともある。睡眠時間を十分にとっていても眠くなる。上司のいる側だけ目をあけて、いない側だけ目を閉じて、寝る、ことを試してもみたけど、死ぬほど眠いときに、片方の目だけつぶると、もう片方がかなり不自然な動きをするため、やはりダメ。ダメダメダメ。
トイレの便座って、そんなに汚いものとして認識されていないんだろうか。トイレブラシが含んだ汚水が、トイレブラシの容れ物に戻るまでに、便座に落とされてしまうことがあるし、ウォシュレットを失敗する人もいるだろう。汚れること事態は織り込み済みだが、その後処理が人によって違うことが、便座への不信感をつのらせる。ああ。
こんなふうに丁寧に思考を重ねていっても、他人という存在の遠さが、より近づいてくるまでだ。ていうか、聞けばいいんだよね。

*1:そもそも裸で座ろうと、そうじゃなかろうと、衣服の表・裏のどちらかは、トイレの便座に直接的、間接的に触れたものとなる。