夕凪の街、桜の国。

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夕凪の街、で、けっこう泣いちゃったな。本でもウワーと泣いたけど。広島行きたいと思った。
たまにイラクのニュースを読むと(ほぼ毎日)、自爆テロで何人死亡、みたいなことや、500人死亡か、みたいなことが書いてあって、同じ地球上にそんなふうに死んでしまうことがあることが、わかっちゃいるけど、わからない。
前に、交通事故で子供たちが死んだとき、親が、「この子たちの死は無駄じゃない(交通事故の恐ろしさが皆に知ってもらえるから)」と週刊誌に答えていた。同時に思い出すのは、田村由美の7SEEDSで、「死を、無駄だとか、無駄じゃないとか、失礼じゃないか」みたいなことを書いてあったこと。死に対して、どのように接すればいいのか、よくわからない。戦争に対しても。
まあでも、生きているからには、幸せにならないといけないんだな。っていう感じです。

ところで、本の方にも「この物語は終わりません」ってゆうのが書いてあったんだけど、映画にもあった。私はそれを、「何度夕凪がきても、時間がたっても、原爆がおとされたっていう物語は完結しない(過去にならないんだよ)」っていうことだと思っていたんだけど、映画では「夕凪の街」と「桜の国」をつなげる役割に見えた。つまり「物語は終わりません、桜の国が続きますから」みたいに見えて。
まあでも、そんなことは、旭の若い頃と歳をとった姿があまりにも違っていて、配役ミスじゃないの?と誰もが思っただろうことと同じく、どうでもいいよね。
麻生久美子はやはり圧巻だなあ。真木ようこと並んで好きだ。田中麗奈だと、「あ、田中麗奈だ」って見ながら見ちゃうところがあるけど、麻生久美子はその役柄を見ちゃうような。