わざとな感じ

モーニングの漫画「じょなめけ」で今回こういう台詞があった。

嘘は見抜くだけでは足りないよ
嘘の中にある真実(まこと)を探して
其の上でちゃあんとだまされてやらなきゃ

で、そういうことができる男になってね、という台詞が続くんだけど。
昔、わざとだまされる優しさを小学生にしてすでに身につけてた子がいたんだけど、やっぱモテてたなあ。
具体的には。向こうからAくんが自転車で来ていることを気付いたBさんとCさんは塀のうしろに隠れてAくんを驚かした。Aくんは自転車から転げるほどびっくりした。BさんとCさん曰く、Aくんは気付いてたけど、わざと転んでくれたんだと。
身近なそういう優しさだと。何度も同じ話を聞いて、何度もはじめて聞いたようなふりをするようなことだろうか。何度もはじめて言うようなふりをするほどあなたにとって大事な話なんだったら、そんなことをしてもいいかな。
Aくんの「わざとだまされる」話を、私は何度も人に話したと思う。何度か書いたこともある。同じ人に何度も話したかもしれない。「聞いたよ」と突っ込まれたことはないけど、多分。