ことこと、煮てるとこ。

言葉にすると、嫌いという気持ちは薄まるように思う。
わたしは肉じゃがとかカレーに入ってるごろごろのじゃがいもが苦手だったのだけど、何度も言っているうちに嫌いという気持ちが逃げていったみたいだ。いまつくっているポトフには、ごろごろのじゃがいもを入れた。
言葉にしたって、好きという気持ちは弱まらないけれど、本当に好きなものは口に出すこともできない。好きだということも、そのそぶりすら。発散されない想いは濃度を増すばかりじゃないかな。
ポトフにはローリエを入れた。私はローリエを入れたことがなかったので、2枚とか3枚でいいのかなあと思いつつ5枚くらい入れたら、香りがぶわっと煮たって、すごい力だなあと思った。香りだけでおいしそうです! くんくん!