医療は神がつくったものを人間が扱うこと?

(医療事故に)刑事責任追及に違和感

門田教授はこれに対し、個人的な考えと前置きした上で、「電車事故などは人間がつくった機会を人間が扱うことで起こる事故。医療事故は神がつくったものを人間が扱うことによって起こるものなので、全く違うものだ」と強調。その上で、「例えば大動脈瘤(りゅう)が切迫破裂したとして、手術しても、しなくても死ぬ。でも1割の確率でも助かるかもしれないからやる。これをどう読むか。やってみないと分からないが、機械的に処理できるものではないため、医療の世界で刑事責任を追及されることについては違和感がある」と主張した。さらに、もし刑事責任が追及されるようなら、「医療はますます崩壊する。万が一、助かるかもしれないとして実施する手術などを誰も手掛けなくなる。国民がそれを認めるかどうか、国民とディスカッションすべき」と述べた。

医療事故って、一割の確率にかけて失敗した場合のことをいうんだろうか。もっと凡ミス(患者取り違えとか点滴量ミスとか)が大問題になってたような。神がつくったものを扱う=聖職、みたいな意識を捨てたほうがよいんじゃないかなと思う。凡ミスだったら、責められて当然というか…。
電車事故も医療事故も、直接的に命にかかわるわけじゃない仕事も、人間ミスしますよという前提で、ミスを防ぐために何重にも防衛線をはっとくのがいいかなと思うんだけどね。普通に会社でミスしても、人ひとりが一生生きて働いても補償できない額の話になることもあるわけだし、それはチームが、中で分業しつつ、お互いチェック体制をとるというのがよいかなと。
しかし友達のおばあちゃんが85歳くらいで病院で肺炎になって亡くなったときその家族は憤慨してた(病院で肺炎になったんだよ!と)けど、そりゃ、抵抗力がすでにないんだもんなーと思ってそんなことで憤慨し続けられる病院も可哀そうだと思ったが。