人にやさしく、ものにやさしく

あげるのが惜しいと思うものをあげないといけない、てなことをよく聞く。
そのとおりだと思うけれど、じゃあ、自分にとってあげるのが惜しいものとはなんだろう、と思うと、これがよくわからない。あたりを見渡すとあるのは、よくわからない書類、ベルトの外れた腕時計、安い髪かざりなど。
気に入っているものといえば超ぬくぬくの毛布、最高の肌触りのシーツなどだが、これらは、あげると寒くなるからあげられないが、あげるのが惜しいといった代物でもない。今のところあげないけど。私が寝た寝具なんてお呼びじゃないか。
なんだか自分の所有物がしょぼいものに思えてきた。