広島駅は広かった。出口とか難しかった。2日間いても全然つかめなかった。都会だった…

1日目は原爆ドーム平和祈念公園や資料館。
この日は快晴だったから、あの一帯が突き抜ける青さの中にあって、とてもきれいで、原爆が投下された日も同じような青さの中だったんだろう。

資料館では、昔地元の公民館で熟読した「飛べ! 千羽つる」の主人公である佐々木禎子さんのコーナーがあった。昔本を読んだときは脅えて、原爆怖い! って思ったんだけど、最近は「646年 大化の改新」と同じレベルで「1945年 8月6日 広島に原爆」みたいな、機械的な記憶の仕方だったから、資料館でいろいろな遺品や証言を見て、記憶が揺さぶられたと思う。広島市長が核実験のたびに出している抗議文があって、平和への信念が伝わる。「原爆があったから戦争が終わった」とか言えるはずもないと思う。
「原爆を覚えている人ももうすぐおらんようになるんやな」と言うと、「大丈夫。また同じ過ちを繰り返すから」と言われ…。どうかそうではありませんように。私はここで見たものをいつか忘れてしまうけど、また誰かがこの地を訪れ、かわりばんこで平和を祈れば。
2日目は厳島神社へ。

雨の中、しとしとと歩き、鹿さんとたわむれ、赤い赤い神社に向かった。奈良以外にナチュラルに鹿が存在してるところがあるのを知らなかった。しかも奈良の鹿よりいきいきしてるような。
雨の厳島神社はとてもきれいで、海の碧色も。すてきだったな。
なお、お好み焼きは駅ビルにて。ちょっと並んでたけど、牡蠣入りのお好み焼きを。おいしかったなあ!