もう先しかないんだから。

だれだって間違うし
僕たちは失敗ばかりだ

それでも
どんなに未熟で人生の途中でも
確かに真実に触れたと思うことはあった

無駄な出会いはないのだから
ありがとうと
今は言えます
心から

そしてまた波音 (角川文庫)

そしてまた波音 (角川文庫)

21、2歳あたりに読んでて、いまは倉庫に入れてあった本を引っ張り出してたら、やたらふせんの多い本があって、何をマークしてるんだろと思うとこの詩だった(ふせん貼りまくっててはずかしい)。
いろいろと、現象を勝手に意味づけたり、縁づけたりするのは好きじゃないけど(そんなのって不自由だ)、いまこういう詩を目にしたのは、私なりに、人生の途中で起きたひとつのことーそれと過ごした時間は2年ちょっと、を消化、というか昇華…しきれてなくて、ふっと思いだしたりして、ちょっとやりきれない思いになることが今でもあるからで、そういう自分に対して、過去の自分からのメッセージ…てか怒りとか、みたいなものとしてこの詩を受け止めないといけないかなって思ったり。