悪人。

悪人 スタンダード・エディション [DVD]

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ようやく見たあ。ずっと待ってたのよー(tsutayaで)。
この映画では出会い系で男女が出会うわけだけど「誰かと出会いたい」と言っていたのは、不特定多数の「誰か」じゃなくて、「specialな誰かに出会いたい」ってことなんだろうなあ。人を殺す、というときに、殺される側にも原因がある、みたいな論法は使うべきではなくて、世の中には本当に、何の気なしに、「不特定多数の、(自分にとって)名前のない、誰かを傷つけたい。そして実際に実行する。」という事件もあるし、いつその被害者になるか...あるいは加害者になるかなんてわからない気はする。自分にとって名前のある誰かを滅茶苦茶に傷つけたいという気持ちも、あるし。悪意があるから悪いとか、悪意がないから許してやれとか、そういう話でもなく。
昔、久しぶりに会った友達が、共通の同級生の子のことを「あの子って悪い子だよね」って言ってたことがあって。小学生くらいのときだったけど「あの子」に露骨に仲間はずれにされたりして、なんでそんなこと平気でできるのかな?って思った。まあ、そのとき「悪い子」という言葉をなんとなく覚えていて...ひっかかってはいた。でもそれは「あの子は悪い子じゃない!」っていうひっかかりではないんだけど。まあそれが日常生活の中で「悪」について考えた…まあ、「悪さ」について考えた初回だった気がします。その後は、自分の内にある悪、に苦しむこともあるし、いろいろ。