週末!

昔、文学を教えてくれた先生が、「本が好きなんじゃなくて、本が好きな自分が好き」ということを当時の学生の特徴として話していて、そのことはずっと私の心にあって、結局私ってそうなんだよな、と思った。それは万事につけてそうで、絵を見る自分が好きとか、茶道をたしなむ自分が好きとか、別に自分を愛しているわけでもないのに、そういう部分があったんだと思う。
でもあれからしばらくたって、自分というものがあえて消すというわけでもなくまた希薄になって、そのぶんわがままにもなって、本を読んでいるときはやっぱりぐっとくるなあとか、他のことについても、ぐっとくることって、あるなあと思う。今日はなにもすることがない週末だから、本を読みたい。絵も見に行こう。

昨日はこれを買って。どうみても水木しげるだよね?と思ったけど。徹底してて面白い。水木しげるに徹する。あんがい有名な文学作品もちっとも読んでいないからまた次の読書につなげよ。