家族最後の日。

家族最後の日

家族最後の日

今日は途中まで読んでいた本を読み切った。植本一子さんの「家族最後の日」という本。
私はクローズドで、自分の情報をあまり明かさないほうだ。なにも言わないから、ふと私の気持ちにふれた人が、私のめまぐるしい思いに面食らうことが最近も2回あった。秘して何を守っているというんだろう、と植本さんの本を読むと思う。彼女は、赤裸々に多くを書いているけれど、彼女の中の何も、誰に盗まれるわけでも、奪われるわけでもなくて、彼女自身に本当に立ち入ることができるのは、夫の石田さんであったり、限られた人のみなのだなあと思う。本を読むと、読んだ人は全て、他人が知ることのできるけっこうすみずみまで作者のことを知ることになるけれど、本当に知ることはけしてないという感じ。