紋切型社会

紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす

紋切型社会――言葉で固まる現代を解きほぐす

紋切型の表現に幾分敏感だったのは20代のころだったと思う。今では、「愛妻弁当ですか。いいですねぇ」とか言いかねない(ちっとも思ってないから言ってないけど)。そもそも付き合いたくない人とは仕事以外では付き合わないから紋切型の表現に頼る会話もあまりないんだよな…。
あまり考えたことがなかったけど、これを読んで、ほぼ日手帳に一度は手を出してみたものの使いこなせず四半期もたたずに撤退したのはほぼ日的なものが自分には合わなかったからかも、と思った。
あと男性の書き手って「男ってかわいいものなんだよ」とまでの失言はしないにしても性別による自己肯定感に驚かされることがほとんどなのだけれども(羨ましい)、そういうのがなかったのはちょっとびっくりした。