私のバケットリスト

たんなる老いっていうこと以外に、「これはやばいのでは」という体調の変化があったことで、逆に、「いや本当にもうあかんかもしれんからやりたいことをやろう」と思って、「いつか」に設定していたことをいくつかやった。たとえば行きたかった海外の都市に行くとかね。バケットリストはまだ残っているけど…実現できることとできないことがあるからね。あきらめる必要のないことはやりたい。緊急の課題ではなくなったにせよ、いずれにせよ、どこかのタイミングでは、健康寿命は失われるのだから。

もともと疲労しやすいから、自分という資源はかなり限られていて、いまはそれを仕事にけっこう持っていかれている状態だから、その割合も減らしていかないといけないな。本当におかしいと思うんだけど、若いころから、家に帰るとぐったりして座ることもできなくて、そういうことがもうずっと続いている。仕事はいきいきしているように見えるだろうから、私がこんなに疲れているなんて、誰も思わないだろう。

ちょっと怖い思い出。

たまに思い出すおそろしい光景があって、小2のときに、雨の日、夜に、川の近くに住んでいたから、川の土手から、虫取り網を使って魚をとろうとしていた日があった。なかなか取れなくて、身を乗り出して。あのとき、なにかがずれていたら、川にさらわれていたかもしれないと思う。もし私がそこで流されてしまっていたら、親は自分を大変責めただろう。かぎっ子だったから。今では私は川遊びなんかにもほぼ近づかないし、川辺でキャンプとかもしないのだけど、あのときどうして魚に執着したのかってわからない。すごく危なかったと思う。あまり危険なことをしない私でもそんなことをしてしまった。まだ生きることに慣れていない子供たちは好奇心があって、一寸先を予想することも知らないから難しくて、そのなかで事故に巻き込まれることもあるのだろうと納得できる。

よし。

もう2024年だね。

2023年は、今までの自分とは決定的に違ったことがあった。その前に戻れるならなんでもしたいと思うほど。

だけど戻れないみたいだし、だからこのまま前に進むしかない。

そんなふうに思えるときと、ああ、もう、しんどいかもって思うときもある。

もうすぐ春がくるよね。