ちょっと怖い思い出。

たまに思い出すおそろしい光景があって、小2のときに、雨の日、夜に、川の近くに住んでいたから、川の土手から、虫取り網を使って魚をとろうとしていた日があった。なかなか取れなくて、身を乗り出して。あのとき、なにかがずれていたら、川にさらわれていたかもしれないと思う。もし私がそこで流されてしまっていたら、親は自分を大変責めただろう。かぎっ子だったから。今では私は川遊びなんかにもほぼ近づかないし、川辺でキャンプとかもしないのだけど、あのときどうして魚に執着したのかってわからない。すごく危なかったと思う。あまり危険なことをしない私でもそんなことをしてしまった。まだ生きることに慣れていない子供たちは好奇心があって、一寸先を予想することも知らないから難しくて、そのなかで事故に巻き込まれることもあるのだろうと納得できる。