ヒールという悲哀

ふだん、超のつく内勤、なんてものがあるのかどうかわからんが、めったに外に出ないため、外に出れば、ちょっとヒールの靴をはき、慣れないたちんぼを行う。そんなわけで帰りは、瞳は呆け、足は引きずり、疲れて眠ることもできなくなる。そんなときに当然電車の席はあいてなく、力なく首をかしげながら吊革につかまる。
と、同じ時間帯、OLさんたちが、当然わたしよりもヒールの高い靴でさっそうと歩いて行くではないか。いいなあ。慣れっていうけど、ここ10年くらいずっと慣れないんです。