身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論 (幻冬舎文庫)
- 作者: 鈴木涼美
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2016/12/06
- メディア: 文庫
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私の母は、専業主婦だったけれど、誰の稼いできた金で生活できてるんだと本気でのたまうような男の妻として、子供を何人も産んで、でもそのことは彼女の女としての自己実現で、でも誰の稼いできた以下略でくやしく思って、子供には口を酸っぱくして資格取得を勧め、頭はからきし弱くて、規格通りの差別と偏見に満ち…まあそういうのだったので、あーいいな! こんな、ひととして対等に、尊重して、個性をぐっと見つめて向きあってくれるお母さんいいな!と思った。
愛に条件付けがされてきたにせよ、親としての愛情を深く疑ってきたわけではないんだけどね。