ようやくわかったこと。

この3か月も鈍感に生きてきた。ようやくはっきりと自覚したことは、私は最近、睡眠障害があるということ。若いころはどこまでも眠れたけれど、今は、突然眠くなって寝るのに、朝の3時や4時に起きてしまうことがある。そうなると仕事は当然疲れてしまう。そういうことを繰り返している。「眠れないなんて、そんな敏感なことはないです」という感じで生きてきたけど、そして鈍感に生きてきたけれど、それでもようやく自分に睡眠障害があると認めたことで、少し楽かもと思う。

試験を受けていたおじさん

東京で大学生をしていたころ、バイト先に旧司法試験を落ち続けているおじさんがいたんだけどーーいろんな人生があるなって思う。かれはもう今では70近いのだろうと思うし、新司法試験になってから、合格したのかもしれないし、受けていないのかもしれないし、3年で区切りをつけたのかもしれない。名前も覚えていない。自分も誰かの頭の中で、名前もわからないけどすれちがった誰かとして、思い出されることがあるのかなあ。

めったにいかない町

年末年始も少し仕事をしていたんだけど、本を読むこともできた。この本を買ったのは、めったにいかない町でだ。同僚が勧めた、めちゃくちゃ汚いがめちゃくちゃおいしいというレストランに行った帰りに。本当にめちゃくちゃ汚くて、「大丈夫、死にゃしないし、もっと強くなれる」などと鼓舞しながら食べた。でもめちゃくちゃおいしかった。

また、日常に。

ブログ、ほとんど休み休みになっているけど…

数年前の自分が新しい生活に安堵したこととか、書いてあって、そう思っていたのか、とか思って。その後、しんどいこともたくさんあったけど。

でも喉元過ぎるんだよね。そしてまた平穏になって。そしてまた何か起きる。そういうことの繰り返しだった。

本は読んでいます。最近面白かったのは「ホール」。夢をみているのでもなく、幻想的でもなく、ありえる設定の中で、不気味な感じ。少しずつ壊れていく。というか、壊れていたものが、少しずつ正体をあらわす。面白かったので是非読んでみてください。

 

 

自分の思考の癖だと思うけど

20代の頃、自分をじっと見つめていた外国人がいて。そのとき、自分がなにか狙われているのかと思ったんだよね。ああいうのをこじらせていたら、精神科にお世話になったかもと思う。

韓国文学、面白い。

 

パク・ソルメの物語ははじめて読むんだけど、奇妙で、重さを感じないのに、怖くて。斎藤真理子さんの訳も最高だし。訳者特有の訳し方、が消えてて。私は韓国語なんてほとんどわからないんだけど、作品によって全然違う。「もう死んでいる十二人の女たちと」と「カステラ」、「ギリシャ語の時間」だけを比べても違う。原文のボイスに忠実なんだろう。