村に火をつけ、白痴になれ

村に火をつけ,白痴になれ――伊藤野枝伝

村に火をつけ,白痴になれ――伊藤野枝伝

今週末の読み物はこれにした。だいたい先週はずっと働きどおしの週末だったから、まあ平日に本はいくつか読めたけど、今日は思う存分ごろごろして本を読むことにしていた。
無政府主義とかはよくわからない。自由でいたいとは思う。
野枝さんというひとは自由なひとだなと思った。いいな。男女のフレンドシップの話はなんとなくわかるような。
私も本を読んでおいしいものを食べてごろごろして生きていきたいけど、いまの仕事をするようになってから、随分自由になった気がする。自分自身が、生きていることを受け入れる過程とちょうど重なったというせいもあるかもしれない。平日は思う存分働いて、週末も多少働いて。それでほしい本をがつがつ買って、ときどきぐうぐう寝ながら、読み進める。本屋に行くと次々新しい本が出ているし、人生は限られているし、いったいどうしたものか、と思うのはあるんだけどね。

靴のこと

少し前に書いた「ニューヨークで考え中」で、著者がすてきな靴を持っていて、その靴をはいていると見知らぬ人にほめられることが多いという話があった。昔「花より男子」で、花沢類の好きだった年上の美しい女性が、「靴はいい靴をはく、そうすると靴が素敵な場所につれてってくれるの」的なことを言っていたような気がする。
そんなわけでずっと素敵な靴を探しているのだけど、もうずっと探しているのだけど、ぶさいくな足の形もあって、ヒールはてんでだめとあって、なかなか出会いません。かっこよくてつかれなくってどこにだって歩いて行けそうな靴はどこだ。