プリンタの不調。

EpsonのPM-A750がすこぶる調子がわるい。すぐに紙がつまるし、紙を寄せていれても、なんか曲がって出てきたりするし、インクがこすれるし、とにかく印刷できない。たまたま不良品なのかなあ。卒論印刷中なのに、7枚目以降よれ出して、15枚目で完全に詰まった。インクを消費させてインクの売り上げを上げるためとかではなかろうか、と下品な思いつきをさせるくらい、このプリンタは私を苛立たせたと思う。「印刷機も調子のでないときはあるさ」の頻度を確実に越えて印刷の不具合が多いので、かなりしばきたいが、敵は私よりもかたいので、しばいても私が痛いだけである。
「つまらない」という断罪が世の中にはまかり通っているが、これだけ紙につまられると、つまらないこと、日々退屈であり続け、同じ作業をやれることがどれほど希有で得難いものかわかってくる。つまられると確かに刺激はある。が、それはどこに刃先を向けていいのかわからない苛立ちである。退屈で善良で定収入のある人と結婚するのが最も幸せになれるーーそんなふうに、私は思った。
プリンタと格闘して早一時間。なにか、印刷とか、卒業とか、企業とか、現実とか、あらゆるものを越えた意思がそこにあるのかもしれない。