読書。

文藝春秋 2006年 04月号

文藝春秋 2006年 04月号

「ある編集者の生と死」が読みたくて購入。ニュースでは、「村上さんは怒りをあらわにしている」てな風に紹介されていたけれど、実際に読んでみると、深くやるせない悲しみ、と思えた。最後のこの言葉はすごみを感じた。↓

人の死は、ほかの何かの生命を道連れに携えていくものなのだろうか。

胸が少し苦しくなる文章だった。

こちらは楽しかった。実は、このシリーズの前の本「そうだ、村上さんに聞いてみよう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける282の大疑問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? (Asahi original (66号))が、私がはじめて読んだ村上さんの本で。北米時代に友達に借りた。
雑誌などで、有名人が相談に答える…とかゆーのを見るたび、「なぜこの人に相談したいわけがあるだろう」と思えるけど、村上さんの答はなんか、いい。他にいいと思ったのは、千原Jrさんだ。
自分がサラリーマンになるにあたって(私はOLになるのか?)、サラリーマンになったことのない村上さんの話を読むと、なんだか不思議な感じがして…。上の文藝春秋のでも、「サラリーマン的生き方」について触れられている。自分がどうなっていくのか、わからないけど、読んだことを、ちょっと気にしておこうと思った。