古くさいぞ私は

古くさいぞ私は

「卒業生御三家に見る校風の研究」ーー私もたまに文章を読んだり、人と話しているとき、出身大学が分かるときがある。東大か一橋だな、とか早稲田だな、とか(慶應にはなにも感じない)。その「っぽさ」ってなんなんだろうなあ。高校はわからん。
この著者で、前から気になっていたのは、傍点の打ち方が素人的だということだ。といっても、私も、人がせっかく強調している、意図性に対して「強調する意味はないですよ」とはいえない。
いいなと思ったのは、「〜といえば。」という言い方。好き。
装丁もいいと思う。なんだか他にもいろいろ感じたような気がするが、時間がたったので忘れてしまった。いつか、なにか別の機会に、そういえば「古くさいぞ」って本に…って感じで思い出すと思う。
enーtaxi v.16 (ODAIBA MOOK)

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モーニングのホルモンヌさんが載っていた。もとい、佐藤和歌子さん、文章の守備範囲が広そう。手堅いというか、賢い感じというか。
この雑誌は、買ってから初めて開いたときに、ノンフィクション作家の永沢さんのページを開いてしまって、すごくびっくりした。でも人の死に顔って、あんがい穏やかなものだよね。最近、まだ若いと思える人たちが次々亡くなっていく。年齢的に、不公平だ、というほどの若さではないけれど、やはりすこし淋しくて、でも同時に仕方ない、とも思える。