さよなら、ありがとう

そうか、サリンジャーが亡くなったのかあ。
なんだか、もしかしたらもう生きていなくて、亡くなったことを私たちが知らない(知らされないようになっている)のかもしれないと思っていた。そうか、生きていたんだなあ。

現代米国文学の翻訳で知られる柴田元幸・東京大大学院教授は「意識過剰で居心地が悪く、大人になるのが嫌という若者像を『ライ麦畑』が初めて描いた」と功績を説明。その訃報(ふほう)に「隠とん生活で、文学的には死んだと思っていたが、生物学的な死が追いついた気がする」と語った。

生物学的な死が追いついた。なんか、ニュースでのコメントみたいじゃないみたいで、文学っぽい気がする。
オザケンサリンジャーみたいにずっと姿を見せないんじゃないかと思ってたら、姿をあらわしたから、私はちょっと驚いたんだよ。