自分の思いを人に話すということ

またつれづれノート(by 銀色夏生)の話を。

「相手がその人だからこそ話すということを話さない会話が嫌い」だ。

となると、ブログってどうなんだろう。誰に向かって話しているわけでもない。考えていたことの、備忘録。
ところでamazonからBrautiganの詩集がついに届いた! わーいわーい
突然訪れた天使の日―リチャード・ブローティガン詩集
東京日記―リチャード・ブローティガン詩集
さっそく「突然訪れた天使の日」を。

経験というものにどんな価値があるのかはだれにもわからない。
だけどなにもしないで自分の掌にただじっとすわっているよりはま
 しさ、
   ぼくは自分にいつもそういっているんだ。

という詩がのってる。私も、「経験」に価値があるのかわからない。自分だけに重なるものという気がするから。こんなことをやったという話をして人が感心したりすると、むずがゆい気持ちになり、こんなことなら話さなければよかった・・と思ったり。
サニーデイの「経験」では

ぼくらは若い腕と腕かさね
何かを誓って夜を眠るんだね

「若い」ことがもうすぐ終わるお年頃なので、今がこの歌をまじめに感じられる最後の時だろう、と思う。30歳になったら、若いことなんてなかったかのようになる。