当たり前のことを当たり前にできることが重要。ってね。

"ーー本当に簡単なことなんです、当たり前のことを、当たり前にできること、っていうのかな…"、みたいな紋切り型は、たいていの場合、謙虚な訳知り声で語られるけど、そこにはあざとい甘えがある。
自分が「当たり前」とされていることを「当たり前に」習得している「常識人」だということを前提に、「自分に同調しない人のほうがまともじゃないんですよ。」と自分の正当性を暗に示しながら自己防衛しつつ、その実なにも言っていない紋切り型の言葉を発する鈍感。
そういえば、昨日、全く当たり前ではないことを聞いた。
友達の友達(アメリカ人)は、普通に食べるのに、一週間に1回しか大便をしないというのだ。そんなことがありうるだろうか? 蓋然性は極めて低い。でも嘘ではないらしいのだ。調査によると、大体一日1〜3回(3はかなり多い方だろう)という結果が出た。一週間も「待ち」の状態、「吸収のみ」の状態だと、苦しいと思う。人間、インプットだけでは生きられないからだ。まあ、ひとごとだが。