短篇集 バレンタイン

短篇集 バレンタイン

プレゼントにいい本だと思った(お手ごろ価格だし、ふだん文学とか関係ない人にも入りやすい内容)。現実と幻想はじつは分離してはいなくて、いまここからでも、どこでもないところにいけちゃう、っていう。昔の自分が、育った場所に、(あるいはぜんぜん別の、たとえば私だったら東京のようなある程度年をとってから来た場所にでも時には)見えるような気がすることはたまにある。それも幻想のひとつかと思うけどーー。いい本だと思います。