広告で「今がチャンス!」などと言われると、
今がチャンス?
誰にとって?
私にとって?
いや、私を含む普通の人々にとって?
それとも売り主であるところのあなたにとって???
と、口には出さないけれども、いちお疑問だ。
「今がチャンス!」系の文句というのはほんとうにそこかしこにあるわけで、そんなことをいちいち拾うのは、「今がチャンス!」という言葉と同程度に意味がないことなのかもしれない。
この消費社会において、お互いにチャンスと欲望と金を読みかえていくのは当然、みんなが豊かになれればそれがいーじゃん♪という話なんだけど、ここで「チャンス」という言葉に敬意が払われていないのと同様に、敬意が払われていない言葉というのはたくさんあるわけで、さして感謝してないけど礼儀上言う「ありがとう」とか「幸いです」とかいろんなのがあるわけだけど、でも、それらの言葉がわれわれ人間の非礼な使用に耐えねばならぬ理由はないわけで。言葉によってたまに人間関係がこじれたりするのは、言葉の反乱なんだと思います。
(本当に申し訳ないんだけど、土曜日、ひまなので書いてしまった適当なエントリです。)