左の顔。

Kiss今月号『タケコさんの恋人』にこんな台詞があった。

あなたの顔…
右から見た顔は大人の卑しい顔……
……でも左は無邪気な男の子の顔
あたしはその左の顔が好きなの

そういうことって、けっこうあるのかなあって思った。(ちなみにタケコさんの台詞ではない。)
人の顔って角度によって全然違う。あんまり凝視しちゃいけないけど、でももっとじっくり見てたいと思うときもある。何人かの顔を思い浮かべて、私が好きだと思うのは、左の顔じゃないかって思った。自分にしてもそうだし、人の顔でも、左から見た顔を、もっと見てたいと思ったりする。

退屈している君の横顔が好きなんだ(サニーデイサービス)

みたいな気分になる。自分のことを見られてないときが安心するのかな。でも見られたいっていう欲望はふつうにあると思うけど。自分の左の顔で人と話したいし、人の左の顔を見て話したいっていうとき、困る。