娘にとっての父性。

父性。父と子の物語なんてものは、アメリカにも日本にも、たぶん世界中にある。
私の物語はといえば、本物が不足していた分、疑似親子関係をつくりがちだ。血のつながりのないひとと、親子みたいな感じになる。
そこでは、父は越えなければいけない存在ではない。むろん、殺さねばならぬ存在でもない。優しくて、強くて、私を守ってくれて、怒ってくれるような存在だ。父と子だと、私は闘うのかもしれないけど、父と娘だから、闘わなくてもいい。
「彼女は、親友であり、恋人であり、母であり」なんてな話をよく聞くけど、「彼は、親友であり、恋人であり、父であり」みたいな関係を築くことは、ないよなあと思える。<親友であること>と<恋人であること>は同時にありうると思うけど*1、<父であること>は、それらの属性と共存しえない。
って、なんでこんなこと書いてるんだろう。
うーん、つまりーー、若い子とは<愛と共闘>。お父さんだとただただ甘える。そんな感じです。あ、でも、年や性別にかかわらず共に闘える相手もいると思う。

*1:あー、でもこれもよくわかんないな。好きになる=心から憧れる、みたいなとこがある。気軽に、ただなんとなく付き合ってしまうと、そらあかんで、てくらい早くお別れがやってくる。