生きる場所

学校を卒業してからというもの、田舎で、意図的にでなく、同級生と会うことはあまりなかった。10年たって10人に会ったか会わないかってくらいで、そのことについてなんらかの感慨をもったことはなかったけれど、いま、同じくらいのサイズの街で、クラスメートや先輩にしょっちゅう街で遭遇することを考えると、生きるところが一緒だったり、違っていたりするっていうことはこういうことなんだなあと思う。田舎から本当に出て行った人が多いってことなのかもしれないんだけれど。