できれば男前の文章を読みたい。

という気持ちまで充足させてくれる↓

実録・外道の条件

実録・外道の条件

くだらないなあと思いつつも、皆がくだらないんだからくだらなくてもいいじゃないか、いやくだらないことがいい方法なんではないか、しかしどのレベルまでくだらないことをすればいいのだろうと悩んだりし、そのくだらなさの出し方を間違えたりして、自覚的なくだらなさの失敗は無自覚なくだらなさよりもくだらない。くだらないと心底思いつつも付き合ってしまうマーチダさんは優しいなあと思った。笑いにもならないのにくだらないとすればそれは悪としか言いようがないが、そうなってくると悪はここかしこに打ち立てられている。ここにも。
ああ・あと、自己を卑下する態度が、妙に成功していた。人が自分を卑下するとき、「そんな自分も悪くない」っていう方向にいくことはすごく多いけど、その卑下が、付加価値から自由だったような。