本当はもうちょっと短く書けるはずだったんだけど【仕事について】

日本人は、プライベートなつきあいでは、秘密をさらけ出して、手の内を見せて、仲良くなろうとする傾向があるらしい。
とかって、よくわからないけど。でも、私も秘密主義ではあるけど、人となにかするとき、手の内をさらして、隠してるものなんてなんにもないですよ、って感じにして、そこから上に上がろうとしたい、よりよくしていきたい、みたいなのがある。人との関係にしたって。
で、実際のビジネスの現場では。
もともと、ここまでできる(したくない)、ってとこまでしか、結局話が進まないことが多い。それは、お互いに手の内を隠して、カードとして持っておいて、それまでは相手を責めたり、要求したりしていて、後のほうで、切り札として相手に自分ができることを提示するからだ。
でもこういうのって、どうしてもあわない。そもそも隠し事をすることが苦手だし。結局、そのカードだってたいした切り札でもないのに、切り札的にあつかうことに恥ずかしさを覚える。
なんか、わざとつくる「ギャップ」みたいに思えてしまう。どうせたいしたことないものに、さほど感謝したくもないし、驚いたふりをするのもいやだ。多少働いたから損をするわけでもないんだから(だけど福利厚生は大事)、いちいち、多少の労働をおおげさに見せたりするのはどうなの?って感じがする。というかそういう無駄な取引をすることで、時間がとられてしまうのだ。
手の内をさらして、自分の現在の限界を見せて、ここをゼロ地点として、上に上がっていこう…そういうことができる人といっしょにいたい。