この武器をもって

また新しい道に進むことになる、のだけど。
その道にいくんだということを私はしばらく誰にも言ってなかった。決めてからも言ってないし、いまだってごく親しいひと以外には言っていない。職場のひとには知られちゃったりしたけれど、自分からは言っていない。
でも、ちょっと悩んでいた段階で、もう既に、こういうことを考えている、どうなるかわからないけれど、ってことを伝えた相手がいたことを思い出した。うまくいかないことも多くて、つらいということも。そのひとはわたしの手にしたつよい武器で、自由に生きていったらいいよと言ってくれた。
結局、わたしはずっと前からそのひとのことを深く信頼していたんだろうと思う。これから、わたしは、わたしの武器をもって、わたしの人生を生きていこうと思う。