5年ごし。

よく読ませていただいているブログで「GOOGLE2001」を知って、あらためて、2003年に外国からアクセスして、なんだか妙に共感したんだけど、その後サイトが増えすぎて、思い出せるキーワードで検索しても出会えなくなっていたサイトがあるんじゃないかと思って今日検索したら、キャッシュが残っていた。
吉田秋生の「櫻の園」について書いているこのページである。

このマンガのすごいところは、女の子たちの「自分が女であることを、なかなか受け入れられないという悩み」を描いているところだ。10代の少女がみんなそうかどうかは知らないが、少なくとも、私はそうだった。
 自分が<おんな>、つまり<受容する性>であることに強い嫌悪感を抱く時期というのがある。それは、男性のことを「汚い」と思ったりするのとは少しちがっていて、むしろ、自分自身を「汚い」と思う感情に近いのかもしれない。

あらためて全文読んでみると、共感しないところもあるんだけど、なんだか思い出のページであります。この言葉は2001年にはもうあって、すでに見えなくなっている言葉。
「消えたもの」と思って、それが忘れ去った「安心」になっている書き手さんもいるだろうにな、と思うとちょっとこのキャッシュは残酷かもしれない。