利休にたずねよ。

利休にたずねよ

利休にたずねよ

時系列ではなく、章ごとに時間が行ったり来たりしてた。読み終わったら、なんだかつながっているような気もするし、雰囲気がつながったんだという気もする。
茶道をしていながら、千利休という人についてはあまり考えたことがなくて、知らなくて、毎週、考えなしに「利休好みの※※(道具名)でございます」なんて言っていたんだけど…。小説を読んでから調べると子供も多いんだなあと。勝手に、「子をなす」的な、「子孫繁栄」や「恋愛」から離れた世界にいるんだと考えていた。
茶道をしていると、いろいろとお道具をあつかう順番があって、それは「ただお茶をいれて飲む」だけなら無駄のように思えるんだけど、順番を間違えて茶道をすすめていると「あれ、この手の動きへんだな、無駄だな」って思えて、順番通りがやっぱり完璧に無駄がないんじゃないかって思う。茶道は新しい土地でも始めるつもりです。