「マンガの道」は凄い発言の宝庫だ。
私は、そういうのよりも、なんか「わはは」って笑えるような、明るくて楽しくて普通の日常っていうのがどれだけ幸せで、素晴らしいことかっていうことを描きたいんです。(安野モヨコ)
安野モヨコ。「働きマン」では楽しいってよりもハラハラすることが多いが…
赤ん坊がね、神様を笑かそうとする笑いってあったらいいなと思ったのね。…(中略)…誰かの揚げ足を取るとか、既にあるもののパロディでもなんでもないじゃない? 恐らくその段階って、もう生まれてきたものが全世界に対して挨拶するような。すごい肯定的でね、明るい笑いがあるんじゃないかなと思ったんだけど。(しりあがり寿)
しりあがり寿は読んだことないけど、凄いことをしようとしているんだなって思った。人を笑わせることって、その方法的にも行き詰まるところもある。果敢に探す姿勢、尊敬だ。
インタビュアーの経験値(そのトピックについてどれだけ掘り下げたことがあるか)で、インタビューの質が決まる。読み捨てタイプのインタビューも結構あって、インタビュアーが退屈なことしか聞き出せてない(聞き出す気もないのかもしれない)。過剰なほどのインタビューは、一般性には欠けるかもしれないけれども、後々まで読まさせられる。
- 作者: 安野モヨコ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/03/26
- メディア: コミック
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