「マンガの道〜私はなぜマンガ家になったのか〜」

「マンガの道」は凄い発言の宝庫だ。

私は、そういうのよりも、なんか「わはは」って笑えるような、明るくて楽しくて普通の日常っていうのがどれだけ幸せで、素晴らしいことかっていうことを描きたいんです。(安野モヨコ

安野モヨコ。「働きマン」では楽しいってよりもハラハラすることが多いが…

赤ん坊がね、神様を笑かそうとする笑いってあったらいいなと思ったのね。…(中略)…誰かの揚げ足を取るとか、既にあるもののパロディでもなんでもないじゃない? 恐らくその段階って、もう生まれてきたものが全世界に対して挨拶するような。すごい肯定的でね、明るい笑いがあるんじゃないかなと思ったんだけど。(しりあがり寿

しりあがり寿は読んだことないけど、凄いことをしようとしているんだなって思った。人を笑わせることって、その方法的にも行き詰まるところもある。果敢に探す姿勢、尊敬だ。
インタビュアーの経験値(そのトピックについてどれだけ掘り下げたことがあるか)で、インタビューの質が決まる。読み捨てタイプのインタビューも結構あって、インタビュアーが退屈なことしか聞き出せてない(聞き出す気もないのかもしれない)。過剰なほどのインタビューは、一般性には欠けるかもしれないけれども、後々まで読まさせられる。

シュガシュガルーン(1) (KCデラックス)

シュガシュガルーン(1) (KCデラックス)

講談社漫画賞受賞記念に読んでみた。あなたのハートをピックアップ♪ 好きな子から自分へのハートが出てたら、ハート取るの嫌だなあ。しかもピンクのハートだったら!