ペコ。

東京膜 (クイーンズコミックス)

蛇にピアスの漫画化で知った作家で、そのときはなんにも思わなかったんだけど、これ読むと、いくえみ綾さんに似てると思った。「９時から５時までのチャコ」の主人公が、いくえみさんの、…彼氏を女の子に盗られちゃって悲しくて、「じゃあ一日交替で恋人になろうよ！」とその女の子に提案する女の子の話の主人公に、ただたんに絵柄がすごく似ていて、もしかしてアシスタントだったのかなと思った。
ゲイの人とその妹が、カミングアウトを父親にするかどうかってところで、「でもまあ　お父さんだって　もう大人だものね」と言っていたのが印象的。なんか、親ー子で言うと、親の方がもちろん大人なんだけど、子供にとって親はきかんぼうの子供にしか見えないときもあって、多分同級生とかに話すときよりももっと、面倒だが、考えてみれば親ももう大人なのだなと思ったりする、そういう感情を思い出した。