強敵の件。

昨日言及した、同じ階に住んでいて、ゴミを共用の廊下に出したりロッカーを粗大ゴミとして出して知らぬ存ぜぬの顔をして2週間以上放っておいたりする強敵について、部屋が絞り込めた。というのも今朝、部屋の扉を開けると管理人さんが私の階をたまたま掃除していていたので、「あのロッカーは4階の住人のものだと思います」と告げ口しました。ちなみに英語で告げ口をすると言いたいとき、tell on ○と言える。たとえば、「あんたのこと言うから!」はI'll tell on you!となるだろう。だよね? ともかく、そう言うと、しばしば放られたままのゴミを目撃している管理人さんは、私の部屋をA、隣の部屋をBとすると、「AB間によくゴミが捨てられているので、AかBの部屋の人だと思う」と言うではないか。ならばAではない、と身を守っておき、結局、多分犯人はB−−私の隣の部屋だろうということになった。
でもそこは都心のマンション、隣の人の顔を見たことがない。わりと不思議だ。会社や学校と同じくらい、あるいはそれ以上の時間を過ごす場所で、偶然とはいえ同じ建物内に住むことになっている他人同士が、ほとんど知り合っていないのである。その匿名性ゆえに(顔が見える距離にいるのに、顔が見えない関係)共用の場所にゴミを捨てたりできるし、その部屋の人間が多少の制裁を受けるように他の住人が導くことができる。おそらくなんの制裁も下されないが。でも粗大ゴミシールを買って収集してもらうとなれば、B部屋の人間は、粗大ゴミシールに名前を書かねばならなくなり、2週間以上も放置した手前、かなりの辱めとなってしまうように思える。それはちょっとかわいそうかな。