ひそやかな花園。

ひそやかな花園

ひそやかな花園

読んでてふっと泣いたりして。
何かが欠けているんじゃないかとか、過剰なんじゃないかとか、そういうことを出自の不安定な人は思うだろうし、登場人物たちもそういう問題を抱えていて、それでも、「君は君のままでいいんだよ」みたいなありきたりな文句でもなく、もっと俯瞰的な、それでいてそれぞれを包み込むような光をもって、たしかな力で、生きることを肯定しているような物語だと思った。
光がさすような言葉を、光をさすような言葉をつむがないといけないね。
てか、これ、夏に出てた物語なのかー。読まずにいて私のばかばか。